バリスタのなり方・適性や必要なスキルとは

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皆さまこんにちは、大山珈琲店オーナーバリスタの大山です。10年前にはまだ、市民権を獲得していなかったバリスタという職業ですが、最近はバリスタへの関心が高くなってきていて、お客様からもよく「どうやったらバリスタになれるんですか?」という質問をいただきます。そこで、今回から連載形式でバリスタという職業となり方についてお伝えしていきたいと思います。

 

   

サラリーマン見習いバリスタ:脱更 志泰三くん

はじめまして、私はバリスタという職業に大変興味があります。どうしたらバリスタになれるのでしょうか?

   

大山珈琲オーナー:大山 淳

バリスタには国家資格とかがないので、誰でもなれるんだよ。でも、名乗っているだけでは意味が無いので実際には珈琲に関係する認定資格を持っている人がほとんどだけどもね。

   

へえー!そうなんですか、コーヒーの認定資格ってどんなものがあるんですか?

バリスタの認定資格について

 

コーヒーに関する認定資格として、日本では主に以下の2つが有名です。

 

①JBA(日本バリスタ協会)によるライセンス
②日本スペシャルティコーヒー協会『コーヒーマイスター』認定資格

 

①のJBAのライセンスは、受講や試験を受けれる人の基準として「受講日時点で、バリスタ(アルバイトでも可)として従事しているか、コーヒー関連企業に就業していてエスプレッソ抽出経験がある方。または、JBA認定校が別途開講するJBA認定のカリキュラムの必要課程修了後1年未満の方。」が対象になっています。

 

②のコーヒーマイスターは、コーヒーに対するより深い知識と基本技術の習得をベースとして、お客様へ豊かなコーヒー生活が提案できるプロのコーヒーマン(サービスマン)のことで、わが国では初めての認定資格となります。

日本スペシャルティコーヒー協会が主催する「コーヒーマイスター養成講座」を修了し、認定試験に合格すると、コーヒーマイスターとして認定されます。

どちらの資格も、「バリスタを目指す人」ではなく「すでにバリスタとして働いている人」が対象です。この連載でいうバリスタとは、自分で開業をするオーナーバリスタの意味ですので、このレベルの資格は是非取得しておきたいところ。

※なお、カフェを開業する場合は「食品衛生責任者」の養成講習会を受講して資格を取得する必要もあります。

 

 

海外で本格的なバリスタ修行をする

 

   

海外では日本よりもコーヒーに対する意識レベルが高い国があるから、武者修行も良いかも。僕もシアトルで学びました。

   

海外はハードルが高い!でも、その分日本で開業する時の箔がつきそうですね。費用も高くつきそうですが・・

海外で本格的な資格を取得し、日本に戻ってから自らのお店を開業する。イタリアンでもフレンチでも同じように海外の有名リストランテなどで修行を積む方が昔からいますが、バリスタ界でも増えてきています。エスプレッソ発祥の地であるイタリアも良いですが、最近ではスターバックスコーヒーやタリーズコーヒーなどのスペシャリティーコーヒー発祥の地、シアトルなどに留学する方も増えて来ています。長期的にキャリアプランを描く余裕がある方は是非、検討してみることをお勧めします。

 


まとめ

バリスタは特に必須資格などは無いですが、自信を持ってバリスタと名乗るためには、日本国内のメジャーな2つの認証資格のいずれかを取得しておくと良いでしょう。また、長期的スパンで勉強できる環境の方は、海外での資格取得も選択肢に入るでしょう。

大山珈琲のバリスタ養成講座

大山珈琲のバリスタ養成講座

短期間で本格的なバリスタ技術を身に付けたい方にオススメ。
日本バリスタコンクールにて、審査員特別賞を受賞した
大山珈琲のオーナーバリスタ、大山 淳が講師を務めるバリスタ講座。短期間講座なので、社会人でも通えます。

専門学校より費用が安い

受講人数は2~3名の少人数体制、マンツーマンで学べます。

この記事を書いた人

大山 淳

大山珈琲店オーナー。 大手コンサルティング企業でのサラリーマン時代、コーヒーの魅力に目覚めてスペシャリティコーヒーの本場シアトルに留学する。帰国後、脱サラして妻の由香と共に大山珈琲を開業する。

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